猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

物忘れ予防は食事を切り替えながら本人に気づかれないように

母の物忘れが増えたから年齢的に認知症ケアが必要?

普段から「あれ」「それ」などという言葉を使って話す母でした。母自身も「あーあれ、名前なんだったかなー」と、思い出せないことにストレスを感じているような気配がありました。

家族内では「あれ」「それ」でだいたい伝わってしまいますが、職場や友人との会話ではなかなかそうも行きません。脳トレとか試してみようかなー、とテレビを見ながらつぶやいていましたが、実際に何かしている様子はありませんでした。

祖父が認知症の末に他界したため、認知症の苦労はわかっているつもりです。周りもですが本人にも相当なストレスがあったはず・・・しかし、認知症を発症しない人だってたくさんいます。歳を重ねて、体が動きづらくなったとしても、会話を楽しめるということは大きなことではないだろうか。そう考え、物忘れや認知症について自分でも調べてみました。

その中に、物忘れや認知症対策、とこちらから言って様々なことを行うには、対策を行う本人にもプレッシャーだったりするようでした。やってみてできなかったら、わたしは認知症なのでは?!と不安にさせてしまうことがあるからです。本人にはあまりさとられないように、こちらができることをやってみよう、と考えました。

物忘れ予防に効果がある食事とは?

物忘れと認知症の違いを知ることで、母の状態はまだ物忘れの段階だということがわかりました。それだけでもホッとしたことを覚えています。

適度に脳を刺激して使うことによっても改善が見られるということでした。「あれ」「それ」で伝わる会話を、わざと「えーなんのこと?」「あー自分も出てこない、なんだったっけ、思い出そうよ」といった感じで思い出させて、脳へ刺激を与える会話を心がけました。

それに加えて行ったのが、物忘れの予防になる食事です。週に何度かは自分が家族の食事を作ることがあったので、冷蔵庫の食材に加えて効果的な食材を買い足したり、週末の買い出しについていって「これ食べようかー」と、物忘れに効果的な食材をストックできるようにしました。

まずは緑黄色野菜や魚を食べるようにしよう

物忘れはもちろん健康にも良いので、緑黄色野菜を積極的に取り入れるようにしました。生野菜は食べにくそうにしていたので、温野菜にするなどの工夫をし、母の好きなイモ類やかぼちゃと一緒に蒸したりして一品増やすようにしました。野菜を食べることはダイエットにもなります。野菜は一石二鳥の健康食品というわけです。

また、油を使用する時はオリーブオイルを使用するようにしました。もともとオリーブオイルは家族皆好きだったので、炒め物やドレッシングなどをどんどん切り替えていきましたが、むしろ好評でうまく続けられました。

一番難しかったのが魚です。物忘れには肉食より魚食の方が断然良いとのことで、赤身の肉はむしろ控えたほうが良いのです。ただ肉より魚のほうがコストが高く付くのと、家族みんなの食事を切り替えようとすると、父などは魚では物足りなさそうな雰囲気です。

何より自分自身に食べられない魚があったため、昔から母も食卓に魚を出すことが少なく、一番気にしたいメインの食事を切り替えることが難しかったのです。けれど、お弁当や外食を利用してそれとなく魚を食べるように誘導し、「出来る限りは」と魚を食べる機会を増やしていました。

野菜が食卓に増えて体もすっきり

野菜を食卓に増やすことで食卓に彩りが増えて見た目にも楽しくなった他、「やっぱり野菜が多いと体がすっきりするねー」と体調が良くなったと言いました。こちらが期待していない効果だったのでそれはそれで良かったと感じています。

自分自身でそのような体調の変化を実感し始めると、自然と買い物やメニューの選択に野菜が多く含まれたものをチョイスするようになってきました。本人が知らないうちに物忘れ予防の食卓にシフトできたのではないかと感じていました。

栄養バランスも良くなってきたのか、間食でお菓子を食べることも自然と少なくなってきました。物忘れ予防にはお菓子も控えたほうが良いとあったので、嬉しい効果です。

体調が良くなると自然と会話も弾むのか、「あれ」「それ」を思い出す時間が少しずつ短くなってきたように感じられます。率先してそれらの言葉を使わず、きちんと話すようになってきた感じもありました。

やはり家族のケアは必要不可欠

自分で物忘れの予防に取り組もうという方は、実はそんなに多くないのではないかと考えられます。こっそりでも、冗談交じりにでも、物忘れや認知症の予防対策を始めてみることは、重要かもしれません。

ただ、年齢を重ねることで起こる症状は本人も気にするところなので、あまりにもストレートに対策を行うのもプレッシャーがストレスになって逆効果になりかねません。

対象者にもよるでしょうが、もしもこっそり手助けできることがあったらまずはそこからはじめてみるというのも一つの方法だと感じます。長く一緒に楽しく過ごしたいからこそ、ですね。

    • オリーブオイルはオメガ9のn-9系一価不飽和脂肪酸からなるオイレン酸で、ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化物質が多くあるの。

    • 悪玉コレステロールを抑えて善玉コレステロールを維持してくれるから、動脈硬化を始め、高血圧や高コレステロール、心筋梗塞などの予防に役立ち、認知症の予防にも期待できるわよ。

    • とはいえオリーブオイルも油なのでとりすぎは肥満の元になるから、目安としては1日スプーンで1~2杯ほどがちょうどいいわ。

    • それからお母さんは、オリーブオイルを有機登録認定機関に認められて低温圧搾法で搾られたエキストラヴァージンオイルをなるべく選ぶようにしているわ。添加物などが使われていないか、併せて確認しているとのことよ。

    • ただエキストラヴァージンオイルとなっているのに実際は添加物が使われていたり、高温で加熱処理されているものも中にはあるわ。そこで安すぎるものは避けるようにして、多少は高くてもできるだけいいものを選ぶようにしているわよ。




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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?