猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

父の認知症予防のために指先体操を始めて効果を見てみました

父の認知症を疑い始めたきっかけは物忘れが増えてから

実家の父は、今年75歳になります。会社経営をしているので、高齢になっても毎日出勤していますし、社員に指示を出しながら、バリバリと稼いでいます。

しかし去年あたりから、どうも物忘れが多くなってきたように感じます。私は嫁ぎ、実家から出ているので、毎日様子を見ているわけではありません。しかし会いに行くたびに、父の様子に違和感を覚えるようになりました。

とにかく、同じ内容の話を繰り返すのです。たとえば私が見ることができなかったテレビ番組があり、その内容を父に尋ねた時です。その番組をバッチリと見た父は、得意気にあらすじを紹介してくれましたが、なぜか1回で終わりませんでした。冒頭の紹介から始まり、物語が中盤に差し迫った頃に、また冒頭の紹介に戻り、それを繰り返す感じです。

また食事中にも、自分が好きなおかずを皿ごと差し出して、何度も勧めてくれます。「もういただいたよ、ありがとう」と私が何度言っても、しばらくするとまた勧めてくるのです。
バリバリと働いている父ですが、やはり年齢的にも、脳の機能が衰えているのでしょうか?私は認知症が心配になりました。

老人福祉センターで教わった指先体操はどんな指運動?

そこで私は、父に「脳を鍛える指先体操」を紹介することにしました。これは、私が地域の老人福祉センターで覚えた体操です。私の住む地域では、老人福祉センターが児童館と一体化しています。幼稚園児の息子を連れて、よく児童館に行っているのですが、そこでは必然的に老人福祉センターに通う高齢者とふれあうことになります。そのふれあいの中で、息子と一緒に覚えたのです。

具体的には、まずは両手の指を、ジャンケンのパーの要領でしっかりと開きます。そして右手の親指と左手の親指、右手の人差し指と左手の人差し指といった具合で、左右の指先をピッタリと合わせます。

10本の指が5セットになるように合わせたら、親指のみ離します。残る4セットの指は、合わさったままです。その状態で親指を、回転させたり曲げたり伸ばしたりと、規則正しく動かします。この時、残る4セットの指が離れないよう、十分に気をつけます。親指の体操をしたら、次は人差し指の体操をします。同じように、他の4セットの指が離れないように注意しながら、人差し指のみを規則正しく動かすのです。

この指先体操は、薬指がなかなか難しいです。うまく動かすことができない上に、他の4セットの指をくっつけておくことが大変です。しかしこれを頑張ることが、脳を鍛えることにつながるということです。

指先体操は父だけでなく息子も一緒に大変だった

父もやはり、薬指の運動に四苦八苦していました。幼稚園児の息子も一緒に行ったのですが、やはり薬指の運動にてこずっています。「おじいちゃん、難しいねぇ」と言いながら、2人で一生懸命動かしていました。父だけでなく、息子の脳の発達のためにも良いかもしれないと、私は微笑ましくその様子を見ていました。

また、老人福祉センターで教わった指先体操は、もうひとつあります。両手の人差し指を立て、まるでオーケストラの指揮棒のように振るのです。ただし、右手は4拍子で振り、左手は3拍子で振ります。右手で四角形を、左手で三角形を描くように振るのもOKです。

どちらの場合も、左右の手が違う動きをすることになるので、やはり脳の体操になるというわけです。これは、私でもてこずります。どうしても左手の動きが、右手の動きに引きずられてしまうのです。

父も息子も、とても難しそうでした。そのため3人で誰が最初にうまくできるようになるか、競うように頑張りました。おかげで、認知症予防の体操ではありますが、ゲーム感覚で楽しむことができました。

指先体操の頻度や効果はどうだったか?

私は父の認知症予防のために、できるだけこの体操の機会を生活に取り入れることにしました。一緒に暮らしているわけではないので毎日ではありませんが、実家に行った時には、食後などちょっとした時間に、積極的に行うようにしたのです。

お泊りをした時などは、1日に5~6回は行いました。というより息子が父に対して、頻繁にこの体操での勝負を持ちかけるのです。孫との遊びの一環として、父は毎回嬉しそうに応じてくれます。

かれこれ1年近く続けていますが、そのおかげか父は今のところ認知症を発症していません。毎日元気に働いていますし、失せ物や事故などのトラブルなどもないようです。

ただ、相変わらず話を繰り返します。しかしその頻度が高くなっているわけではないので、悪化していないところを見ると、認知症予防の効果は出ていると感じます。

指先体操を継続したい理由は認知症予防だけでない

認知症のリスクは、父が年齢を重ねるにつれて高まると感じます。そのため私は、今後もできるだけ実家に帰り、そのたびにこの指先体操を一緒に行おうと考えています。

もちろん息子も、連れていきます。父の認知症予防だけでなく、息子の脳トレーニングにもなるわけですし、何より祖父と孫との良いコミュニケーションになるからです。

指運動で脳を鍛えることも効果的なのでしょうが、孫と楽しくふれあうこともまた、有効な認知症予防になるのではないかと考えています。

    • お母さんは手先がとても器用で、勤め先の手芸店でも編み物教室の先生をしているわ。

    • 教わっているご老人の方達も丁寧に教えてくれると評判もよく、編み物が指先体操にもなるから認知症の予防にもちょうどいい感じ。

    • でも、娘は指運動が不得意なのか編み物も工作も下手で、自分は不器用だと思い込んでいて苦手意識が強いみたい。

    • 誰でも最初はうまくいくわけでなない、やればできるということに気づいてほしいけど、どうすればわかるようになれるのかしら?

    • やはり下手でもいいから最後まであきらめずに作り上げるしかないのね?



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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?