猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症予防のため食事や運動などの義母への対策を振り返る

義母の物忘れは認知症の始まり?

数年前に同居し始めた義母が74歳になってから、この2年前から物忘れが顕著になってきました。普通に会話はできるものの、1~2時間前に食べた食事のことも忘れてきていることも時々ありました。

意識ははっきりしており、日常生活の中では私達家族と普通に会話はできるのですが、時折、娘である妻や孫の名前が出てこないということがありました。病院で検査を受けたところ、軽い認知症の傾向が見られるとの診察結果だったのです。

それからというのの、少しずつ認知症の改善する努力をする生活習慣を取り入れていくことにしたのです。

認知症予防はまず食事から一工夫

まずは認知症に効く食事は何がいいのか、インターネットで調べてみました。食材として出てきたのは、納豆。そして料理としては、あさりの味噌汁とカレーでした。

納豆は子供達があまり好まないことから、我が家の食卓には全く上らない食材だったのですが、毎朝義母も含めて食べる習慣を付けるようにしました。納豆に生卵、明太子、ノリ、ネギ等も入れて、一味工夫を凝らすことにしたのです。

味噌汁は義母の古くからの食習慣で毎朝出ていたのですが、具材をあさりに切り替えて味噌汁にグレードアップ。毎朝あさりの味噌汁としたのです。

カレーは妻と私とで週3回作って、義母にも食べてもらうようにしました。土曜日と水曜日には私が作っていたのですが、スパイスや香辛料にはこだわりの物を使っていました。少し辛めのカレーでしたが、汗が出て来るくらいの味。そのおかげて、私でさえ脳に刺激が出て来る感じがする程です。  

週7日のウォーキングで運動と脳トレ

そして食事だけではなく、ウォーキングも取り入れました。私も妻も共働きなのですが、朝の仕事前に妻、義母3人でウォーキングです。距離は4~5km程度なのですが、時間にして40〜50分程度の運動。春夏秋冬雨の日以外は必ず早朝ウォーキングを続けています。

この時に、面白いゲームとして道路を通り過ぎていく車のナンバープレート4桁の数字の足し算をするようにしました。

昔ゲームで脳トレのソフトがはやり、我が家でも当時小学生だった娘や息子達もハマっていました。この時のゲームの内容は、ひと桁の数に次のたし算や引き算の繰り返しです。ただそれだけの内容だったのですが、当時からボケ防止と言われていたことを思い出しました。

そんなことから、朝歩いている時に通り過ぎていく車のナンバープレートの番号を見て、暗算でたし算を瞬時にできるようにトレーニングしたのです。この反応は、日に日に上達していくのが見えてくるのです。

慣れもあるでしょうが、やり始めた頃は中々計算できなかった義母も、数ヶ月もするとすばやく計算できるようになっているのです。私達でさえ車が通り過ぎていく間に計算が追い付かないレベルだったのですが、とても早く計算ができるようになっていったのです。

畑仕事は認知症予防の切り札か?

認知症を防ぐ一番の効果的なことは、畑仕事かもしれません。元々長野の田舎で暮らしていた義母。数年前に実家を売払い神奈川に移って来たのですが、田舎に暮らしていた時は、畑仕事も毎日していた人です。同居することになってからは全くその仕事もなくなり、刺激のない毎日だったのかもしれません。

よく考えてみると、田舎に帰省した時は義母が率先して孫達に畑仕事を教えていたくらいに元気で、頭もしっかりとしていた感じがしたのです。そのようなことから、こちらでも畑仕事ができないか考えたのです。

ちょうど住んでいる街では農地を貸してくれる制度があり、そこで畑仕事ができるようにしました。田舎にいた時ほどに本格的にはできなかったのですが、それでも土地の開墾から栽培までを1人でできる義母は今まで以上に目を輝かせているのです。もちろん私や妻も手伝うのですが、孫達も手伝うことも義母からすればうれしいことなのでしょう。

畑仕事も1年間を通して、取り組めるようになっているのです。「春には孫達にじゃがいもの植え方を教えて、夏には収穫できるようにしなくちゃ。」と頭の中で、数ケ月先の予定のことまでも計算に入れて行動しているのです。その姿を見て、認知症の傾向が全く出てこないことに気づいたのです。

朝早くからの運動はウォーキングから太極拳へ

朝早くから歩いていた運動習慣が、いつの間にか太極拳に変わってきました。これは義母、自ら選んだ運動です。

週に2回程近くの公園で太極拳をされているグループがあったのですが、義母自身が始めたいと言う思いでスタートしたのです。時々私達も参加するのですが、中々身体に良くてスッキリとしています。

認知症の傾向が出てきたと診察されてから1年経ったのですが、今ではその面影もないくらいに元気に生活している義母です。



    • 納豆に含まれているナットウキナーゼは血液をサラサラにし、レシチンは脳の中で情報の伝達に役立たせてくれるのよ。

    • あさりにはビタミンB12が多くあるの。ビタミンB12は正常な血液を作るために必要だから、貧血の予防にも欠かせないというわけ。

    • カレーに含まれるクルクミンは抗酸化作用が強く、アルツハイマー型認知症の予防にも役立つことができるのよ。でも市販のカレールウにはクルクミンは多くないから、お母さんはカレー粉の缶を買って料理するようにしているわよ。

    • いずれの食べ物も認知症予防に役立つことはできるけど、認知症予防で大事なのはやはり偏りすぎないよう栄養バランスをとることよ。



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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?