猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

車椅子から認知症の一線を越えてわがままになってしまった母

認知症のきっかけは寝たきりから?

ここ数年、物忘れがひどく、身体的には車椅子生活で特別養護老人ホームに入居していた母。昨年の暮れに「重度の貧血」で倒れて入院しました。入院は半年に及びましたがなんとか回復し、退院できる状態になったのです。

今まで何とかできていた「つたい歩き」が、完全にできなくなってしまいました。車椅子にも1時間程乗っていると「腰が痛い」と言い出してしまい、すぐに横になる。寝たきりの状態にならざるを得ない状況となったのです。

そして安定はしているものの病気の再発の可能性があるため、「退院」はできても「老人ホーム」は受け入れてくれませんでした。結果して「自宅介護」を行うことになったのです。

自宅介護を始めたら認知症だったと判明

自宅介護生活に入り、母と接する機会がこれまでよりも飛躍的に多くなってわかったことがありました。それは、物忘れはもはやヒドイというレベルではない、痴呆・認知症というレベルである、ということでした。

5分前に話したことを覚えていられない、テレビのリモコンが使えなくなった、といったことは以前からありました。ここに来て、ふたりの孫(私の子供)の名前を言い間違える、介護する側への配慮の気持ちがない、といったことが目立つようになったのです。

認知症の影響で家族のことがわからなくなってしまった

前者に関して、私には「はるき」と「そういちろう」という子供がいます(仮名)。母はとても可愛がってくれていました。子供たちによくお小遣いをくれていました。いっしょに食事に行ったこともこれまでに何度もあったのです。

そのふたりの孫の名前は覚えているものの、どちらが「はるき」でどちらが「そういちろう」なのかわからなくなってしまいました。何度説明しても覚えられません。

数日前ついに私に対して、「あんた(私)はアタシ(母)の何だっけ?」と言いました。私はすぐに「子供だよ」と答えましたが、相当近い身内ということはわかっているものの、その立場がかわからなくなってしまったようなのです。

認知症の一線を超えるとわがままになってしまうのか?

後者に関しては、決してわがままになったということではないのですが、以前は「悪いけど〇〇してくれる?」などと、私にモノを頼むときは「悪いけど」とか、「やってもらっている」とか、こういう言い方をすることが普通でした。

しかし今は「散歩に行きたい」とか、「お腹が空いた」とか、などといったことが目立つのです。しまいには訪問入浴のスタッフさんが来た時になると、「お風呂に入りたくない」といったことを平気で言うようになりました。

もちろんそれが腹立たしいとかいうことではなく、母の感覚が「自分中心」になり、「子供の感覚に退行」しているように思えてなりません。

「ここからが認知症」という一線はありません。なので何とも言えませんが、母は既に認知症の一線を越えてしまったと考えざるを得ないのです。

    • 認知症になると家族のことがわからなくなってしまうことは、よくあることだけど。

    • 認知症でわがままになって家族や介護する人たちに迷惑をかけてしまうのは、誰にとってもやっかいな問題になるわよね。

    • 認知症の一線となると、それが認知症か物忘れかどちらになるのかわからないということがよくあげられるけど。

    • やはり認知症に関わる様々な問題に対しては、専門の病院ないし機関などへ相談したほうがいいかもしれないわ。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?