猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症は早期発見と早期治療が欠かせないことは他の病気と一緒です

認知症の早期発見と早期治療のためにしたほうが良いことは?

病院でソーシャルワーカーをやってます。認知症は他の病気と一緒で早期発見と早期治療が大事です。自分で忘れっぽくなったと思ったり家族に指摘されたりと、受診のきっかけは様々ですが、思い立ったらまずは受診をしたほうが良いのは言うまでもありません。

通常問診と、血液検査、頭部CTと長谷川式(記憶力テスト)を行ったうえで、診断をします。認知症の種類によって治療方法、投薬も変わってくるので、診療実績のある病院に行ったほうが良いでしょう。

アルツハイマー型、脳血管型などはよく聞きますが、最近は前頭側頭型、レビー小体型、正常圧水頭症など様々です。初めて聞くことが多いので戸惑うかもしれません。

認知症の症状で困るのは家族だけではないのか?

認知症の症状は同じことを何度も繰り返すなどから始まります。そこからさらに、物をなくす、近所からの帰り道がわからなくなる、料理ができなくなる、などから、被害妄想、幻視、幻聴、徘徊、暴言、暴力、昼夜逆転など様々です。そういった症状をできるだけ緩やかにしたり、抑えることが目標となります。

家族も困ることが多いのですが、本人もつらいことは確かです。たとえば徘徊に関しては、男性であれば、会社に行く、女性であれば実家というか家に帰るという願望が強いです。特に夕方以降に症状が出やすくなります。本人の行動をできるだけ否定せずに寄り添うことが何よりも大事ではないでしょうか?本人にとって落ち着くことが何よりです。

家族だけだと24時間365日接するのはしんどいので、やはり介護保険サービスをうまく使うと良いです。最近は認知症カフェや家族会などもかなり増えてきました。一人で悩まずに共有することができると気分がかなり変わります。物は試しで参加もいいでしょう。

認知症は薬では治療できないのか?

認知症は薬を飲んだら治るというのは、ごくごく一部を除いて難しいことであり、さらにそれがあと何年続くかわかりません。だからこそ、完璧を求めずまぁこれくらいでいいかと思えるようになるとよいです。

幻視というのは本人にとってとても怖いものです。お化けが見えたり、まわりに子供や昆虫などが見えることもあります。それも怖くなければよいのですが、なかなかそういうわけにはいきません。

専門医の受診で症状が改善されたりすることがあります。普段の生活の様子がきちんと伝えられると良いので、同居している家族などが一緒に受診をすると効果的です。

また薬が効くのも時間がかかるので、ある程度長いスパンで見ていくことも大事です。ただし薬が効きすぎると副作用も高齢者は起こりやすいので、異常があったらすぐに相談しましょう。

    • 認知症は早期発見が欠かせないとよく言われているけど、いつもとは違ったことが見落とされてそのまま認知症の症状が悪化してしまったことはよくあるわね。

    • 「これはいつもと違っておかしいかな。」と思ったら、認知症の可能性も考えたほうがいいわね。高齢だからとそのまま見過ごしたりしないで、認知症が進行してしまう恐れもあることからも。

    • 例えば同じことを何度も聞くようになったのは、高齢による物忘れなのか、それとも認知症の初期症状なのか、気をつけたほうがいいわね。

    • それが物忘れか認知症かは素人では判断するのは難しいから、最終的には病院へ診察を受けたほうがいいということになるわ。

    • ただ問題なのは、いかにして認知症の診察を受けさせることね。認知症が進行してしまうと診察を受けさせようとしても頑なまでに拒否されることが多くなるから、早いうちに診察を受けさせたほうがいいわね。

    • ストレートに認知症の診察と言われるとトラブルになりかねないから、言い方を変えてみるのもいいかもしれないわ。




ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?