猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症介護の体験においてその行動の意味への理解が重要だった

認知症の介護で最も難しいと感じることとは?

ご家族様が急に介護することになると、介護経験や知識・技術等がなくて苦労することが多いのではないでしょうか。ただ、ご家族だからわかるその家庭のルールや、あまり他の方に公表したくないことなど把握しているのは強みだと考えられます。

僕が介護体験で一番難しく感じるのは、認知症はその人にとって過去の印象に強い思いが反映されやすいのですが、その行動が何を意味しているかわからないことが多いのです。

具体例を体験で話します。ある入居者さんは、毎日シャクフツというのが必要だと話されていたのです。他にもある入居者さんは、お祈りの仕方に特徴があったりしました。

認知症の本人の中に入り込むにしても、意味がわからなければ表面上のかかわりしかできなく、介護拒否につながりかねません。

認知症の人はなぜそのような行動をするのか?

この文章をお読みのあなたは、上記の行動がどういうことと関連しているかわかるでしょうか?

それは、宗教です。昔から宗教・政治の話しはタブーだと教えられてきましたが、認知症ケアにとって宗教・政治の話しはとても重要なことだと考えています。

僕は特にどの宗教の方を支援するわけでも、批判する訳でもないので、ただ体験として書くことにします。

認知症の人の動きやしぐさだけでは意味がわかりづらい

 
ある入居者さんは、毎日お題目を決まった場所で行う習慣がありました。この方と外泊行事で出かけた時です。認知症なので出かけたことは忘れてしまうので、宿泊先の中で、自分の居室を探すということをされてました。

「お題目唱えてから寝ないといけない」ということで、いわゆる徘徊をされていました。この方はまだ会話ができたから良かったものの、会話ができない状態の認知症の程度では、動きだけでどの宗教のことを気にしているかを把握するのはとても難しいと感じました。

他にもある入居者さんは、空に向かって手を動かして手を合わせるようなしぐさが見られました。このことやその他の意味が一切わかりませんでした。

同じ宗教の職員が入社されたことでわけを教えてもらい、そういう意味だったのかと、とても感銘を受けたのを覚えています。

認知症になると暴力や暴言をふるまう原因は?

 
これからはある宗教に属していた方について宗教の説明を一切せず、認知症体験としてだけ語ることにします。

ある入居者さんは、他の入居者さんに「鬼が宿っている」と言いはじめ、「先に殺さないと殺される」と話すようになりました。そしてそれが特定の入居者さんだけでなく、「全員鬼に洗脳された」というようになり、全員に対して暴力行為が見られるようになりました。

こういう暴力・暴言行為は様々な原因があります。宗教観等によることが根本となっていることが多々あるのかもしれない、と感じている今日この頃です。

    • 認知症を発症させて家族のことなど多くを忘れても、信仰は忘れないのはそれほど信心深いということになるのね。

    • 認知症になってもせめて信仰は死ぬまで残しておきたいものなるのかしら。

    • 認知症で徘徊するのは何か目的があってやることがあると、よく言われているけど。

    • 認知症でも信仰心が残っていることから、信仰にまつわる目的のために徘徊するということになるわけね。

    • ただ認知症を発症させて鬼に操られているとかで襲いかかるのは、勘弁してほしいわ。><

    • 認知症でも化け猫扱いして攻撃してくるのは、やめてよね。><

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?