猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

身内の認知症の対策方法はいつ自分が関わるか備えておくための行動

認知症や物忘れの予防は普段の生活習慣を改善すればできる?

お恥ずかしながら我が家の両親は認知症です。医者からそう告げられた時は驚きました。それでも運動や食事方法などの普段の生活習慣をきちんとすれば、そこまで大変な事ではありません。

結論からいいますと、普段の生活習慣で認知症や物忘れの予防をする事は可能です。簡単ではないですが、普段の考え方や意識を変える事で誰でも出来る事です。そこで、自分が今まで経験してきた体験と共に伝えていきます。

栄養バランスを考えて食事制限

食事の点では、医者からも言われていましたので、肉中心の食事から野菜や果物などを一日一回は必ず取るのはもちろんの事、栄養バランスの事も考えて栄養が偏らないように心がけました。

何も考えないで野菜や果物を取っていたらせっかく取ったビタミンも偏ってしまうと考えて、毎回の食事で何を食べたか、カロリーとビタミンのおおよその摂取量を細かくノートに日記のようにまとめてきました。

朝昼晩の食事に必ず野菜を付け、夕食には食後のデザートには果物を食べさせました。栄養価が偏らないようにビタミンバランスを考え、同じものをずっと出さないように気をつけていたのです。肉中心の食事から、魚を使った料理を多く作るようにしてDHAをよく取れるようにしました。周りの人や医者からは魚料理がいいと言われたという事もあるので。

和食中心の食事に変えて、毎回食事の度にお味噌汁を必ず付けるようにしました。ただ、血圧の事も考えて塩分を少なくしたりお吸い物にしたりするなど、血圧や持病の事も考えて食事を考えるのは大変でした。慣れてくれば、自然とカロリーや塩分を計算しながら食事を作る事が出来るようになりました。

有酸素運動の習慣化はウォーキングから

どんな病気にも運動する事はプラスになる事はあってもマイナスになる事はないという事を聞いていましたし、認知症には有酸素運動がいいと聞きました。そこで食事が終わった1時間後から2時間後には、散歩がてらウォーキングを行わせる事にしました。

家の親はデブ症でなかなか動きたがりませんでしたが、病気の事や長生きする為という事を押してようやく説得する事が出来ました。言うだけ言って、本人次第で放任主義するのは嫌ですので、最初の頃は朝、昼、晩と付き添ってウォーキングしました。高齢のため階段で転んでしまわないかとか変な所を歩いてしまわないかとか、というのも心配でしたので。

こうしたことから、日が落ちない明るい時間にウォーキングするために夕飯を17時ぐらいにしてなるべく暗くならないうちにウォーキングできるように心がけました。朝昼晩と食事後に散歩がてら、一日3回はウォーキングをする。ただ雨の日や昼のウォーキングが辛そうな時は無理しないで、朝と晩の2回にしました。

ウォーキングの時間ですが最初は本当に散歩する程度の5分ぐらいでしたが、そのうちに5分だけでは足らないと言うようになったので、30分ぐらいを目途にしました。あまり1回のウォーキングで負荷をかけてしまうと、長続きしなくなってしまうと判断したからです。

コミュニケーションの習慣化は人と接する行動を増やす

仕事をしていると、人と話をするのはいかに頭を使うのか分かりました。定年退職した家の親は、仕事を辞めたら一気に老けてしまいました。やはり、普段何気に人と話をしている事は頭を使っているという事が分かりました。そういう意味でも認知症には話をしたりコミュニケーションをする場が必要でした。

近所の公園では椅子に座りこんで、囲碁や将棋などをやっている高齢者の方が多くいたので、背中を押して一緒にやるように仕向けました。最初は絶対嫌だとか言ったのですが、親は将棋が好きなので1週間もしたら自分の方から進んで行くようになりました。

クロスワードパズルも好きなので、雑誌のクロスワードを小まめに買ってきました。雑誌のクロスワードパズルは答えを書いて応募すると商品をもらえるので、なおさら率先してやるようになりました。月に概算すると月3冊すべて解いています。

近所で毎朝公園に集まってラジオ体操が行われているので、積極的にラジオ体操にも参加させました。このような地区でやっているコミュニケーションの場は有効に使いたいです。ラジオ体操のおかげで運動不足の解消になるし、近所の方々ともコミュニケーションが取れるので、朝6時の早起きになるがやらせてよかったと感じました。

認知症予防に必要不可欠なものは?

認知症予防や対策のための食事制限、運動、行動習慣などは認知症の本人の力だけではどうする事も出来ないですし、自分でやろうとしても無理があります。家族で団結して、良くなるために一緒に行動を共にしたり生活習慣を正しいものに変えるという強い意識が無いとなかなか出来ない事です。

確かにすべてをいい方向に変えるのは大変でした。出来る事から一つ一つ行動して、出来ない事は長い目で時間をたっぷりとかけたのがよかった事でした。気を付ければ認知症を防ぐ事も出来るし、悪化しないように抑える事も普段の生活習慣で治す事は可能だと考えています。認知症になる前よりも元気になっているぐらいです。

大変な事はありますが、この経験談が少しでもいいので他の人の糧になってもらえたらうれしいです。

    • うちのお母さんも最近おばあさんがささいなことを忘れることが多くなっているから、物忘れが増えて認知症にならないか心配しているわ。


    • 食事でも栄養のある食べ物やサプリメントを勧めてもきちんと取ってくれなかったり、脳トレのためにスマホを勧めてもなかなか覚えてくれなかったりしていたわね。予防に積極的でないからこのままで大丈夫なのかしらと頭を悩ませているところよ。


    • ともかく認知症や物忘れの予防は家族の協力がうまくいかないとできるものでないと、実感させられたわ。



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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?