猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

高齢者の認知症防止には生活の刺激が必須!

脳梗塞の後遺症で認知症の症状が?

私の叔母夫婦の話です。叔母夫婦は2人暮らし、子供はいません。叔母は私の実母の姉で70代、叔父は80代です。叔父は3年前に脳梗塞で手術をしましたが、麻痺が残ってしまい、叔母が一人で介護をすることになったのです。

叔母たちは夫婦二人で青果店を営んでいました。倒れる直前まで朝早く市場へ行き、お店に出ていました。叔父は頑固で昔気質の人。私や母と会っても気さくに話をするような人ではありません。

介護生活が始まって数か月後、叔父のお見舞いと、叔母の様子を見に母と私で出かけた時です。私たちを見た叔父はいつもどおり無愛想なまま。でも、何か違うのです。覇気がなく、目はどこを見ているかわかりません。

叔母が言うには、叔父はほとんど話をしなくなり、食欲もない、時々叔母のこともわからないのだそう。叔父は一日のほとんどをベッドで過ごし、ぼーっと窓の祖手を眺めているだけ。認知症の症状が出ているようでした。

デイケアのサービスのおかげで元に戻った

幸い、入院中に介護認定を受けていましたから、地域の包括センターに問い合わせ、ケアマネージャーさんを依頼しました。いろいろと相談し、叔母と二人だけの刺激のない生活では、どんどん認知症が進むだろう、叔母以外の人との関わりや、自宅から出る時間も必要ということになりました。

行動力のあるケアマネージャーさんだったこともあり、すぐにデイサービスが利用できることに。週三回、朝から夕方までデイサービスへ行く生活が始まりました。デイサービスでは、理学療法士さんとの運動が午前に一時間、午後はスタッフの方主催のさまざまなレクリエーションに参加しました。

デイサービスに行くようになって半年、叔父は元の叔父に戻っていました。叔母の話だと、デイサービスに行くようになって数週間で徐々に顔つきが変わってきたそうです。最近は照れながらもカラオケ等のレクリエーションにも参加しているようです。

認知症予防では寝たきりにしないこと

叔父が認知症にならずに済んだだけでなく、叔母が体を休める時間も得られ、本当に良かったと感じます。

無口で昔気質な人だから外に出すのはかわいそうと、最初こそ渋っていた叔母ですが、叔父自身がデイに行くことを楽しみにしているので、今はとても喜んでいます。現在も叔父はデイへ出かけ、その間に叔母は趣味のお琴のレッスンをしています。

高齢だと数日寝ていただけで認知症になってしまうこともあります。特に病気で動けなくなったときなどは、できるだけ早く元の生活に近い状態に戻してあげなければいけないんだと実感しました。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?