猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症予防に効果があるのは愛情ある会話が一番


認知症予防に一番有効なものとは

私は現在ケアマネージャーをして多くのご老人やそのご家族とお話をさせていただいております。そのつたない経験の中からお役に立てる事があるかもしてないと思い書かせていただきました。

認知症を患っているご家族では、特に初期の頃には認知症と気づかない方が多いので、有効な手立てもないまま症状が進行してしまうケースがたくさんありました。こちらもそれと疑いながらもご家族のお気持ちを考えて、「お医者様に診ていただくといいですね」くらいしか言えないこともありました。

ですが、認知症予防は医療機関と連携して行っていくのが一番有効かと考えています。それとご家族の方からは、交流をたくさんするのがいいのではないのでしょうか。特に会話をすることが何よりも効果的です。

認知症予防には会話を具体的に

認知症予防のための会話にはコツがあります。

話し方としてはイエス、ノーで応えられるものではなくて、ちゃんと考えて応えるようなものにしましょう。

たとえば「腰がいたい?」とか「ご飯を食べた?」とかではなく、「体のどこが痛かったの?」「何時ごろにご飯を食べたの?」「何を食べたの?」などのような具体的な質問をすることです。

一人になったら声をかけて支援する

また一日中テレビを観ているとか、何の刺激もないような日常を送っている人が、私が把握している範囲では認知症にかかっていることが多いのです。特に一人で寂しいと思われるような環境にいた人が多かったです。

まだ認知症が初期の段階では、医師の処方や周りの声かけなどでずいぶん改善されるように感じられます。

Mさんは息子さん夫婦が離れた所におり、アパートで一人暮らしをしていました。しかし寂しかったからなのか、日中は公園のベンチに座って親子連れを見ていたり、スーパーをうろうろしたりしていたのです。

そのうちに自分で食事を作れなくなり、薬もどれを飲んだらいいのかわからなくなって、身体を壊して病院に入院になったのでした。その後、施設に入りきちんと食事が摂れるようになり、ヘルパーさんとの会話や交流が日常的にやるようになってから、普通の会話も出来るようになりました。

被害妄想で責められてもきつく当たらない

認知症の方では物盗られ妄想の方も多く、特に女性では指輪が無くなったと言う方がほとんどです。指にはめていたのに無くなったと言います。でも介護の方に聞いてみると、最初から無かったとのことでした。

Mさんは「孫が写っているアルバムが無くなった」と言いました。しかも「ヘルパーが盗った」と言うのです。

そこで「それはお困りですね」と言って、いっしょに探すことにしました。するとソファーの座布団の下から、アルバムが見つかりました。見つかって初めて「勘違いだった」と言ってきたのです。

女性の方は被害妄想が強くなる傾向があります。そうして、それは自分が大事に思っているものが失われるんじゃないか、という不安につながるのではないのでしょうか。

認知症予防で家族との会話に必要なこと

家族との愛情のある会話は、認知症予防にもつながります。

ご家族や周りの方が親身になって話を聞くなどすることによって、「大丈夫だよ」というメッセージになって、少しは軽減されるのではないかと考えたりもしています。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?