猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

デイサービスの効果ー楽しむこと、やるべきことがあるということ

祖母が寝たきりで物忘れが増えた

私の祖母は自宅を改修するために、住み慣れた土地を離れて一時生活することになりました。普段は杖でスイスイと歩いていたのですが、仮の住まいになってからはなんだか足取りが重く、次第に寝てばかりになってしまいました。なんだか表情も暗く、もともとあまり話さない性格でしたがますます口が重くなってきてしまいました。

このままでは寝たきりになってしまうのではないか…と心配になった時期に自宅の改修が終わり、もとの暮らしが戻ってきました。これで、祖母がまた元気になってくれると私は嬉しく思ったのですが、残念ながら祖母は相変わらず寝てばかりでした。

前のような祖母はいなくなってしまいました。それだけでなく、なんだか話をしていても時々会話がかみ合わなくなってしまい、物忘れや、理解しにくいことも増えてきました。もしかして認知症を発症してしまったのではないかと私は不安になりました。すごく悲しくてあの優しい祖母はもう戻ってこないのかと寂しい気分になりました。

通所介護でデイサービスを試してみることに

それから数ヶ月が過ぎ、介護認定がおりて祖母は通所介護としてデイサービスに行くことになりました。人見知りの祖母は外に出ることを嫌がり、不安そうでした。なのではじめは体験利用をしてみることになりました。

嫌な思いをして、自宅から本当に出れなくなったらどうしようかと、私は不安でした。しかし帰宅した祖母は晴れ晴れとした表情をしており、私の不安は吹き飛びました。その顔は以前の祖母のように活気がありました。

それから、入浴が気持ちよかったこと、ご飯が美味しかったことなど、デイサービスで経験してきた様々なことをたくさん話してくれました。

デイサービスが楽しみになった祖母

祖母は自分の意思で週2回デイサービスに行くことを決め、デイサービスへ行く日には、しっかりと朝起きて、支度をして、施設のスタッフさんが送迎にくるのを待っています。その表情は今でも体験利用をしたあの日と同じで、生き生きとしています。

それだけでなく、会話がかみ合わないこともなくなり、物忘れや理解も気にならなくなってきました。運動も以前よりは歩きのペースはゆっくりなものの、自分でご飯を作る意欲が出たり、洗濯物を畳むという家族のための作業もやってくれるようになりました。

また以前の祖母が戻ってきたのです。

認知症の予防のために大切なこと

外に出て、他者と交流することの大切さを改めて祖母を通して、感じることが出来ました。そして、楽しむことができること、やるべきことがあること、このことが認知症の予防になると思いました。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?