猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

入院がきっかけで認知症になってしまった父

父が病院で見せた奇妙な行動

それは父がちょっとした風邪をこじらせて、ほんの数日間近くの病院に入院することから始まりました。

入院して二日目にタオルやパジャマなどの荷物を持って病院に向かいました。「おはよう。」その時は少し元気がないように感じましたが、それでもいつもの父だったように思います。

帰り際になって看護師さんがきました。「娘さんですか。後で少し来ていただけますか。」
そう言われたので、入院の手続きかなと思いナースステーションに行きました。すると、看護師さんから思わぬ言葉がありました。

「昨日の夜中に突然お父さんが自分のベッドからおりて、ベッドを廊下に出したんです。
そこで私たちが気付いてとめたのですが、ちょっと今の状況が頭の中で理解できなくて困惑しているのかもしれません。」

私は驚きました。父がベッドを自分で移動した・・?その時はまだ認知症には全く自分の中ではつながりませんでした。

物忘れがひどくなってしまった

そしてなんとか風邪は回復し退院しました。それからまた少しずつ色々なことが起きはじめました。

いつも朝に自分の靴下と下着をタンスから出して用意しているのですが、「靴下も下着もとられてしまった!」と慌てふためいているのです。

タンスを見ると、いつも通りタンスの中にきれいに並べられています。「タンスにちゃんとあるじゃない。」そう言うと、「誰がこんなとこにやった。」と、ぶつくさ言い出しました。物忘れにしてはこれはちょっとおかしいな、と思いました。

それから日々何かしらありました。食事になると御飯を食べたのに、御飯はまだかと言ってみたり、名前を度忘れすることもしょっちゅうでした。

検査の結果は認知症だった

だからと言って私たちが、「ちょっと様子がおかしい時があるから病院にいってみよう。」なんて言ったところで、行ってくれるわけありません。どこがおかしいんじゃと怒るだけです。

それからまた、洗濯していない洋服のなかから選んでそれを着たり、以前働いていた場所に休みの日に行ってみたり、20年前の話をずっとしたりしていました。これはもう認知症だと家族がみてとれる程のレベルでした。

なんとか病院に行きましたが、検査の結果やはりそこでも認知症だと告げられたのです。

認知症と告げられてからは

認知症の物忘れが中々止まることがなく、だんだんひどくなってしまいました。

私がわからなくなることもしょっちゅうで、朝と夜もわからなくなったりしました。しまいには外出先から自分の家の場所がわからなくなって、警察から電話がかかってくることも増えたのです。

それでも本人は意外にもけろっとしているのです。

私たちは本当にこの先どうしていくのがベストなのかと、父の認知症について日々悩み続けて過ごしています。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?