猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

βカロテンやルティンなどのアイケアに役立つことができる栄養素は、認知症の予防も期待できるものがあるか?

はじめに

老後を迎える上で、老眼への対策としてのアイケアは、認知症の予防と並ぶ老後に向けての健康維持においては避けては通れません。

こうした目の疲れのいわゆる眼精疲労アイケアに対しては役立つことができる栄養素を取ることが欠かせなくなります。例えば、ブルーベリーやビルベリーに多く含まれているアントシアニンや、緑黄色野菜に多く含まれているβカロテンやルテインなどが挙げられます。

これらの栄養素は抗酸化物質としてフリーラジカルに対抗できることから、眼病以外の病気への予防も期待できるものも中にはあるのです。

果たしてこのようなアイケアに役立つことができる栄養素は、認知症の予防にも期待することはできるのでしょうか?

βカロテンはどのような栄養素でアイケアや他に期待できる効果は何か?

βカロテンは動物や植物に含まれる色素であるカロテノイドの一種で、だいだい色の色素です。
βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれていて、特にシソや、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどは100gのうち5000µgも以上多く含まれています。

βカロテンは老人性黄斑変性症の進行を遅延させ白斑症を寛解させるなど、目の障害予防に役立つことができます。他にもβカロテンは、前立腺がんや胃がんの予防などにも期待できます。

βカロテンは体内でビタミンAに変換されるので、プロビタミンAとも言われています。
βカロテンを多く含む緑黄色野菜は、ビタミンAの熱で変化しやすく油に溶けやすい性質に
より加熱したり油で炒めるとより吸収されやすくなります。

ビタミンAが不足すると、薄暗い所では見えにくくなって夜盲症をもたらし、目の角膜や粘膜が乾燥して視力低下をもたらし最悪の場合失明しててしまいます。

他にもビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜も乾燥して免疫機能が低下してと感染症かかかりやすくなってしまいます。

こうしたことからビタミンAは眼球乾燥症や夜盲症、核白内障などの予防にも役立ちます。
さらにビタミンAは皮膚の健康維持にも役立つことができることから、肌の美容にも役立つことができます。

ビタミンAの食事摂取基準は、成人男性で800~900µg、成人女性で650~700µgが推奨量なります。

ルティンはどのような栄養素でアイケアや他に期待できる効果は何か?

ルテインもβカロテンと同様にカロテノイドの一種で黄色の色素です。
βカロテンとは違いビタミンAには変換されないので、非プロビタミンAともいわれています。

ルテインは植物ではほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜やトウモロコシ、マリーゴールドなどに多く含まれています。

ルテインそのものは目の網膜の黄斑部にあり、パソコンやスマートホンから発光されるブルーライトである青色光を吸収して網膜を守ります。
こうしたことからルテインを取ることで、白内障や加齢網膜黄斑変性症などの改善に役立つことができます。

βカロテンやルテインは認知症の予防が期待できるのか?

βカロテンやビタミンA、ルテインは、その抗酸化作用よるアンチエイジングも期待できます。

一方で同じ抗酸化物質でブルーベリーやビルベリー(ブルーベリーよりも栄養素が豊富で、網膜症や慢性静脈不全に役立つことができる。)に多く含まれているアントシアニンは、そのアンチエイジングにより老化の抑制が期待できるだけでなく、動脈硬化や炎症の予防も期待できます。

こうしてみると、抗酸化作用としてはアントシアニンのほうがβカロテンやルテインよりも期待できるかもしれません。
とはいえ、それぞれのもつ目の効力を見ても、それぞれまんべんなくとることで、老眼対策としてのアイケアを万全として、その抗酸化作用によりアンチエイジングから認知症への予防につながるのではないでしょうか。

まとめ

    • にんじんを始めとした緑黄色野菜が目によいと言われているのは、βカロテンが多く含まれているからで、βカロテンが体内でビタミンAに変換されるからなのよ。

    • だから、にんじんが目によいというわけね。あとβカロテンはにんじんだけでなく、ほうれん草やかぼちゃ、シソの葉にまでいっぱいあるとは、緑黄色野菜さまさまね。

    • ルテインは目の元でもあってほうれん草やマリーゴールドなどに豊富に含まれていいるの。

    • ルテインがほうれん草だけでなく、マリーゴールドのお花にも多いとは以外だわ。

    • βカロテンにルテイン、さらにブルーベリーやビルベリーに多く含まれるアスタキサンチン、これらの栄養素は目の健康維持に役立つだけでなく、抗酸化物質でもあることから、アンチエイジングで老化の予防などにも期待できるのよ。そしてそれは脳の健康維持に役立ち、認知症の予防も期待できると言えるわね。

    • ということは、目の健康維持は認知症予防にもつながるというわけなの?

    • そうね、これらの栄養素はまんべんなくとってこそ、目の健康維持に役立つことができるということになるわね。

    • 目の健康維持でもどの栄養素も偏り過ぎはよくないということね。

(参考:厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」(2015年版)
    国立健康・栄養研究所 「健康食品の安全性・有効性情報」)

ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?