猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

ビルベリーエキスは眼精疲労だけでなく認知症の予防も期待できる?

はじめに

老後を迎えるにあたっての健康維持の問題は、認知症だけではありません。老眼を始めとした目の疲れ、いわゆる眼精疲労から来る眼病への対策としてのアイケアもまた、老後の健康維持に関わる大事な問題です。

特に最近ではパソコンやスマートフォンの普及などにより、VDT作業による目を酷使する機会が増えてきた影響で目が疲れやすくなっています。眼精疲労やそれに伴う眼病は老後よりも先立って今まさに直面している問題です。

こうした目の問題に対してアイケアとして役に立つことができる栄養素は、何種類かあります。中には目だけでなく他の病気への予防も期待できるものもあります。

眼精疲労などに役に立つことができるだけでなく、認知症の予防にも期待できる栄養素は、果たしてあるのでしょうか?

ビルベリーエキスとはどのような栄養素が含まれているものなのか?

目に良いとされている栄養素が豊富なものといえば、ブルーベリーです。ブルーベリーは、抗酸化物質の一種のアントシアニンが豊富です。そのアントシアニンの効果のおかげで、ブルーベリーは眼精疲労などに対して期待できるのです。

とはいえ、ブルーベリーよりも高い効果が期待できる果実があります。それは、ビルベリーです。

ビルベリーもまた眼精疲労によいとされていますが、ビルベリーは栽培が難しく大半が野生種から採取されていることから、ブルーベリーよりもアントシアニンの栄養素が多く含まれています。そのビルベリーエキスは眼精疲労などに対して効力がブルーベリーを上回り、VDT作業による調節力の低下抑制などに役立つことができるのです。

ビルベリーエキスは目の疲れの他にどのような効果が期待できるのか?

ブルーベリーは、血管を丈夫にすることが期待できるともされています。一方、ビルベリーは慢性静脈不全や網膜症に対して役に立つことができるとされています。

特に糖尿病網膜症は糖尿病の合併症状で発生するもので、糖代謝の異常による眼の網膜への病気に対して役に立つことができることから、網膜症による視力低下から中途失明の予防も期待できます。

他にも、ビルベリーエキスはそのアントシアニンが持つ抗酸化作用により、動脈硬化や老化を防ぐとか、炎症を抑えるとかの効果も期待できます。このことから見てもも、直接ではないが間接的に認知症の予防にもつながって期待できるようになります。

ビルベリーエキスの他に目の疲れに効果が期待できる栄養素は何か?

目の疲れなどへの効果が期待できるものは、ビルベリーエキスだけではありません。

βカロテンはにんじんやほうれん草、春菊、小松菜などに多く含まれていて、体内でビタミンAに変換されます。

ビタミンAは目の角膜や粘膜の健康維持、夜盲症を防いで夜間の視力の維持、視力低下や失明などの視覚障害の予防に役立つことができます。他にもビタミンAは上皮組織の維持により皮膚の健康維持にも役立つことができます。

さらにβカロテンは老人性黄斑変性症の進行の遅延にも役立つことができ、その抗酸化作用からフリーラジカルの消去や、LDLコレストロールの低下、がんの予防までもが期待できます。

ルテインはほうれん草やマリーゴールドなどに多く含まれていて、目の機能強化や、白内障や加齢黄斑変性症などの眼病予防に役立つことができます。他にも抗酸化作用からフリーラジカルの消去も期待できます。

アスタキサンチンは甲殻類やサケ、マスの身などに含まれています。その高い抗酸化作用から紫外線やフリーラジカルの脂質過酸化反応から体を守り、悪玉コレステロールの酸化の抑制や、動脈硬化の改善、糖尿病の予防などが期待できます。脳の健康維持にも役立つことができ、脳梗塞や脳の老化の予防から認知症の予防も期待できます。

クロセチンはサフランの柱頭やクチナシの果実などに含まれています。目の疲れだけでなく、睡眠障害や肌の健康にも期待できます。

ゼアキサンチンは菜葉類やトウモロコシ、柑橘類などに含まれています。黄斑変性症に効果があるとか、老眼や白内障を予防するとか、抗がん作用があるとか、期待できます。

このように目の健康維持に役立つことができる栄養素が豊富にある食品はあるのです。ビルベリーエキスと併せて摂ることによって、目の健康をより向上させるだけでなく、抗酸化作用によるフリーラジカルの消去によって、中には認知症の予防などにもつながって期待できるようになります。

ビルベリーエキスはサプリメントで栄養素を補給したほうが効果的なのはなぜか?

ビルベリーはブルーベリーよりも栄養素が豊富でより高い効果も期待できますが、ブルーベリーとは違って栽培が難しいことから日本ではほとんど栽培されていません。

その上ビルベリーは壊れやすい材質で輸送が困難であることから、日本国内で生のビルベリーの果実を直に食べることは難しいのです。こうしたことから、ビルベリー生産地のヨーロッパや北アメリカへ直接現地の市場まで行って購入することが求められますが、現実的には困難といえます。

こうしたことから、ビルベリーエキスを効果的に摂るのならサプリメントでの補給が最善とというわけです。その上サプリメントによってはβカロテンやルテインなどの目の健康維持に役立つことができる他の栄養素が含まれているものもあるので、一石二鳥です。

まとめ

    • ブルーベリーが目によいとかよく言われていることだけど、それを上回る果実があって、それがビルベリーなの。

    • ブルーベリーだけでなくにんじんも目によいと一般的にも言われてるけど、それも中に含まれている栄養素のおかげというわけね。それからほうれん草も目によいというのは意外だわ。

    • そう、ブルーベリーはアントシアニンが豊富で、ビルベリーはブルーベリーよりもさらにアントシアニンが豊富なのよ。それからにんじんはβカロテンが豊富で、ほうれん草はβカロテンやルテインが豊富なの。

    • アントシアニンにβカロテン、ルテイン、これらは皆目の健康維持に役立つことができる栄養素とうわけね。

    • これらの栄養素は抗酸化物質でもあることから、目以外の他の病気への予防などにも期待できるのよ。例えばアスタキサンチンの場合は、その高い抗酸化作用から動脈硬化の改善や糖尿病の予防に期待できるので、脳の健康維持のためにもなって、脳梗塞や認知症の予防までも期待できるようになるわね。

    • つまり、DHAやEPAと同じような効果が期待できるというわけなの?

    • 確かにDHAは脳の健全化が期待できて、EPAは血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の予防が期待できるけど、同じような効果が期待できると言ってもいいわね。

    • DHAやEPAと同じように、ダイエットだけでなく認知症の予防などにも期待できるから、目によいといわれる栄養素も健康維持のためにはまんべんなく摂ったほうがいいというわけね。

    • ただ、ビルベリーは栽培が困難であることから日本ではほぼ栽培されず、その上日本では自生されていないことから、日本国内ではビルベリーの果実を直に食べることは難しいのよ。

    • それなら、ビルベリーの果実を生で食べたければ、直接原産地であるヨーロッパや北アメリカへ行くしかないことになるわけ?

    • そこで、サプリメントの出番なのよ。サプリメントならビルベリーエキスだけでなくルテインやβカロテンなどの他の栄養素も入っているものもあるから、お得と言えるわ。

    • サプリメントなら、まさに一粒摂れば二度も美味しくいただけるということになるわね。

(参考:国立健康・栄養研究所 「健康食品の安全性・有効性情報」)

ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?