猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

アルツハイマー型認知症と診断された母の経過と現状

苦労して母を病院へ受診させた結果

母が4年前に認知症と診断されました(当時、母は68歳)。物忘れ、忘れ物、妄言などの症状が異常に目立つようになり、近くの大きな病院に連れて行って診てもらったのです。

実は、病院で受診させるまでがかなりの苦労でした。「私は何でもない。買い物や家事だってちゃんとこなしている」と言い張る母を説き伏せるのは極めて難しかったです。

数カ月かけて父とともにようやく説得し、詳しい検査を受けてもらった結果、アルツハイマー型認知症と判明しました。

アリセプトの薬を飲ませてみたが

その後しばらくの間、母は「アリセプト」という薬をきちんと服用していました。しかし、投薬治療開始から2年を超えたあたりで通院を嫌がりはじめ、担当医師の悪口を言うようになります。

そして、いつの間にか薬も飲まなくなってしまいました。ついには、服薬と通院を拒否する状態に陥ってしまい、どのような説得にもまったく応じなくなりました。この結果服薬管理もできなくなったことから、認知症に関しては治療をまったく受けない状態が1年ほども続いてしまうことになったのです。

この期間中、母の状態は大きく悪化します。

まず、料理をまったくしなくなりました。次に洗濯・着替えをしなくなり、さらには入浴を嫌がるようになります。歯磨きもかなりいい加減になり、部分入れ歯の掃除を完全に怠った結果、ひどい口臭がするようにもなってしまいました。

再び母を病院へ受診させるのも一苦労

こうした状況を断ち切るきっかけになったのは、(認知症とは関係なしに)高コレステロール血症の治療で母が通っていた小さなクリニックの医師です。母の認知症のことを父が相談したところ、系列の病院でアルツハイマー病の治療を再開できるよう手配してくれたのでした。

認知症の検査を母に再び受けてもらう際には、最初の受診時と同じくらいの苦労を要しました。

受診当日には母が泣いて嫌がったため、父と私は母の説得に本当に手を焼いたものです「もう連れて行けないかもしれない」と思ったほどでしたが、予約の時間ぎりぎりで何とか間に合いました。

新たに貼り薬を試してみたところ

認知症の治療再開にあたっては、薬のタイプを変更しました。以前のような飲み薬だと、母が服用を忘れてしまったり、「飲んだ」とうそをついたりするためです。

新しく処方してもらったのは、貼るタイプの認知症薬です。これなら、毎日父が貼り替えることができます。それでも、使い始めの頃は「何でこんな薬を貼るんだ」と言って母がかなり嫌がりました。父は暴言を浴びせられながらも母をなだめすかして、毎日貼り薬を替えています。

認知症の進行は抑えられるのか

なお、残念ながら、肝心の症状はまったくと言っていいほど改善していません。

ここ数カ月は妄言がひどくなり、「あの人がこう言っていた。この人がこう言っていた」といったうその作り話をすることが普通になりました。

最も困るのは、家事全般を放棄して久しいのに、なぜかゴミ出しにだけは強くこだわることです。曜日にまったく関係なく、朝だろうと夜だろうとゴミ捨て場にゴミを置いてきてしまいます。母が出してしまったゴミを持って帰ってくるのが結構な手間です。

このほか、徘徊に似た行動も出始めています。家族の誰かが外出中だと、心配になるのか母が外に出て行ってうろうろするのです。

認知症の進行で、母に振り回さる毎日が続いています。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?