猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

2ヶ月の入院を経て、認知症の症状が出た義母について

退院したら認知症になってしまった?

現在77歳の義母について、認知症の克服の記録になります。きっかけは、孫から胃腸炎が移ったことでした。免疫力が下がっていたのか、胃腸炎が移ったのをきっかけに2か月近く風邪をひいたような、微熱の続く状態になり、最終的には寝たきりになったことをきっかけに入院しました。

原因不明の日々が続きます。最終的に医者が出した診断名は「自己免疫性溶血性貧血」というものでした。処方されたのは内服のステロイド剤でした。結論から言うと、3か月経って、義母の症状は認知症とは別のものになります。

退院後、認知症のような症状が出たのは、あくまで入院生活に対する代償で、徐々に頭の方は元にもどっていったのです。その時まで、私は認知症は基本的に進行するものだと思っていたので、頭は戻ったのに体が追い付かない義母にただただ驚くばかりでした。

実際、今までほとんど休むことなく働き、家事をし、自分のことを後回しにしてきた祖母は、2か月以上に及ぶ入院生活そのものに、リズムを崩し、認知症の症状が出るまでに至ったのです。

元気になって退院したのに、なぜ認知症になったのか、不思議でならなかったのですが、退院と同時に認知症になるパターンもあると聞かされて、まさにそのパターンなのだと思いました。

頭は戻ったが体は戻らず

退院後の義母は、無気力というか、相手に関心がないというか、息子の名前も、孫の名前も、息子の嫁である私の名前も、呼びませんでした。ただ、にこにこしていて、受け身で、よくわからないけれど、言いなりという感じで、本来の義母らしさを感じませんでした。

それでも、孫の姿を見せるのは効果的だろうと思って、毎月孫を見せに義母のもとに通いました。具体的には、今まで義母がやっていた家事は、義父がやるようになり、同居していた夫の弟も車での買いだしなどにはに積極的に参加するようになっていました。

退院して3か月ほどたったころ、義母の頭は元に戻っていました。それまでは義父の悪口をいつも言っていたので、その悪口が戻ってきたころ、あぁ義母は元にもどった…と私は実感しました。

でも、入院期間を経て、その後の認知症のようなぼけた状態を経て、身体の方も弱っていました。杖がないと歩けず、着替えも自分ではできません。長い入院生活と、認知症の狭間で、完全に元に戻るのは、難しいことなのだと実感しました。

義母は、頭は戻ったけれど身体は戻らないのです。それでも、泣き言も言わず、毎日散歩をし、デイサービスに通い、生きる前向きな姿勢を見せてくれる、生きる塊の祖母を尊敬します。

認知症は戻ることもあるもの

認知症というのは、進行するだけでなく、場合によっては、戻るのです。そもそも、薬の影響で認知症のような症状が出ていただけかもしれません。

でも、年を重ねると、色々な要因があり、原因を追究しきれないのだと思います。義母は、元々看護婦です。認知症の症状がみられたとき、「あぁ、どうしよう、認知症になってしまった。申し訳ない」と自覚し、嘆いていました。

そんな姿を見ていることもあり、認知症というのは、本人に自覚があり進行していく場合、本人に負担をかけずに家族がみんなで分担して請け負うべき病気なんだと思いました。

現在も自宅でデイサービスに通いながら、義父と夫の弟が面倒を見ている状態です。今後は、区の支援や民間の支援も調べながら、義母、義父にとって負担のない介護を続けていけたらと思っています。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?