猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症は加齢とともに誰にでも起こる、社会全体で対応を

認知症の初期症状と診断されて

私の母は現在89歳で認知症ですが、その進行は緩やかです。母は若い頃は気丈で頭の回転が速い人間でした。兄弟3人はよく叱られました。その母も歳を重ねていくうちにだんだん変わって行きました。

80歳前だったと思いますが朝食を食べたことを忘れて「朝ごはんはこれから?」と私に尋ねたので、これはいよいよ来たかと感じました。その後病院で診てもらったところ、認知症の初期との診断でした。認知症は初期の段階での対処の仕方でその進行具合が左右するとのことでした。

認知症の進行を遅らせるために試したこと

母の認知症を少しでも軽く、またその進行を遅くするにはどうすればいいか色々考えました。まずは会話を多くして自分の言葉で話をさせることを心がけました。テレビドラマの後は感想を言わせたり、外食の時は味付けに使っている調味料は何かとか母の頭の中を言葉で表現させるようにしました。

次に取り組んだのは笑いを多くする事です。よく笑う人は老化が遅いと言われています。しかし人間80歳にもなると笑いのツボも変わってくる様で、母を笑わせてくれるお笑い番組はほとんどありませんでした。

笑いの次はやはり運動です。足腰の健康を保つためにも適度な運動は必要です。年齢的も無理は出来ないので、運動と言っても近くの散歩でした。

母一人では散歩に行く気配は無く、もし一人ならそれはそれで危なっかしいし、誰かが付いて行く必要がありました。皆仕事やら用事で常時母の相手は出来ないので、母を散歩に連れて行くのは言葉で言うほど簡単ではありませんでした。兄弟で予定を組んで週1回ぐらいのペースが限界でした。

認知症と向き合うにはどうすればいいのか

認知症は一定以上進行してしまうと自分が認知症だと意識する事は出来なくなります。程度が軽い時は認知症と向き合う為に本人が意識する事が大事です。母にも辛い事ですが現在の状況と認知症が進むと今後どうなって行くかと言う話をしました。

自分が自分で無くなるのが認知症です。認知症の悲しい所は当人が築いてきた諸々の記憶や人間らしい行動をも奪ってしまうことだと考えています。言いかえれば人生そのものが奪われてしまうことです。

私自身も還暦を過ぎ、いずれ認知症を発症するかも知れません。家内が先に発症するかも知れません。加齢とともに誰でも認知症になる可能性があります。悲しい事ですが現在の医学では認知症の特効薬はありません。この事実を勇気を持って受け入れるしかありません。社会全体で認知症とどう向き合って行くかしっかり検討する時期に来ていると感じます。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?