猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

介護の仕事をしていても、自宅での身内の介護は大変です

介護職なら自宅での介護は上手くできる?

今から3年程前に祖母が認知症と診断されました。私自身、介護の仕事をしているので認知症の高齢者の介護は慣れています。そのため初めは職場で得た技術を生かせば、「私なら上手く介護できる」と少しの自身がありました。

ですが実際に自宅で介護を始めると職場とは違ってもの凄く大変でした。

祖母の徘徊に振り回されて

祖母の認知症の症状の中でも特に大変だったのが「徘徊」です。家では私と母親で介護をしていたのですが、祖母は少しでも目を離した隙に外に出かけようとします。

理由は「仕事に行くため」です。認知症の人は過去の記憶が蘇ります。祖母の場合は仕事をしている時の昔の記憶が蘇り、出勤時間(7時)になると出かけようとします。ここで止めるのですが、止めても5分もしないうちに先程出かけようとしたのを忘れ、「ちょっと仕事に行ってくる」とまた出ようとします。

職場ではこういう時は気の済むまで外出に付き合ったりするのですが、これを自宅にいる家族に行うのは非常に難しいと痛感しました。

自宅での介護がこんなに骨が折れるとは

もし祖母と一緒に外出したとしても、納得するまでに1時間程かかります。職場では何人もの職員がいるので付き添いで外出した職員が疲れたら誰かと交代できます。ですが私の家の場合は祖母を除けば私と母親しかいません。

母は無職ですが私は働いているので、母が疲れても交代に行くことは難しいです。しかも仮に母1人で外出して戻ってきたとしても、暫くすると祖母は外に出た事を忘れてまた出かけようとします。これの繰り返しです。当然、目を離せないわけですからその間はまともに家事もできません。

家に祖母と2人っきりになった時は本当に疲れます。身体的というより精神的に疲れ果てます。幸いな事に祖母の徘徊は昼間だけなのでいいですが、これが夜もだったら本当にゾッとします。

祖母が寝たきりになってからオムツ交換にてんやわんや

ちなみに認知症が発症して1年が経った辺りの頃、祖母は自宅で転倒し右大腿骨を骨折しました。入院を終え、退院を迎えた時に病院から今後はどうするか?という話になりました。
施設への入居を考えましたが、やはり家族を施設に入れるのは私も母も抵抗がありました。

なので自宅で介護を続ける事にしたのですが、今度は祖母は立てなくなっていたのでベッド上での寝たきり生活になりました。当然、排泄はベッド上になります。私は仕事でオムツ交換をしていたので慣れていたので良かったのですが、母は初めての事だったので、特に便を失禁した時はまともにオムツを開く事もできませんでした。

これは時間が解決しました。今では母も普通にオムツ交換ができています。今でも私達は祖母の介護を続けていますが、オムツ交換も楽ではありません。介護時の体勢を間違えるとこちらが腰痛になったりもします。

介護職でも自宅での介護は施設よりも一苦労

私は介護職をしていますが、自宅での介護は施設での介護とは全く違います。その事を祖母を通して実感しました。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?