認知症の兆候?冷蔵庫がいっぱいにしてしまう母の癖
なぜ母は食べ物を買い溜めして冷蔵庫をいっぱいにしてしまうのか?
私の両親は80代前半の二人暮らし。父が三年前内臓の疾患で倒れてからは老老介護となっています。
母の異変に気付いたのは去年。冷蔵庫の中をのぞいた時でした。私と弟は共に遠距離に居住の為、帰省は二人合わせて年5回程しかできません。
帰省時冷蔵庫の中を見て驚きました。冷蔵庫の中は賞味期限切れの食材であふれんばかりになっていました。同じ食品がいくつも入っていたりもします。お気に入りの物が決まっているのだと考えられます。
母はスーパーへ行くのが好きでほぼ毎日買い物に行っています。父の介護の息抜きにもなっているのでしょう。在庫を確認せずに買い物に行き、目についた物を買うので冷蔵庫がパンパンになってしまうのです。
食べ物の買い溜めは無計画な買い物から?
料理も母がしているのですが、適量がわからないようで大量に作ってしまいます。味噌汁などは一度に5回分が出来上がります。食べ切れない量の料理を作るので、食べ残しのゴミの量も普通ではありません。ゴミ出しは母がしていますが、母は腰が悪いし大量のゴミは重いので大変です。
母の腰も心配ですが、食べ物に苦労した昭和ヒト桁生まれなのにそれを捨てる事に罪悪感がないのか?と問いたくなります。食べ物と共にお金を捨てているという事も考えていないようです。
両親は今の所金銭面の心配がないので食べたい物は我慢せず手に入れられる状況にある事も、計画性の無い買い物の原因になっていると考えさせられます。
食べ物のほか生活用品も買い溜める傾向があり、洗面台には開封したハンドソープが3つ置いてあり、風呂場にも開封済みの洗剤が7個ありました。同じ場所に同じ物が置いてある事に気付いていない、あるいは気にしていないのだと感じられます。
無計画な買い物は認知症の兆候なのか?
在庫の管理が出来ず、目に付いた物を買ってしまうのは認知症の兆候ではないかと、地域包括支援センターへ相談しました。その他にも物忘れが酷い、時折暴言を吐く、見当識のあやうさ等がある為介護認定申請をしました。
申請と同時に精神科を受診しました。母には、「お母さんの物忘れが最近気になるよ。私たち凄く心配なの。認知症ではないと思うけど念の為検査してみない?」と、割と直球で話しました。
母は躊躇しましたが結局承諾し私が病院へ同行しました。検査と写真では認知機能の低下が見られたものの認知症とは診断されませんでした。その結果に母も私たちも安心させられましたが、認定は要支援1となり、介護サービスを利用できる事になりました。ケアマネさんと相談の上、訪問看護にて認知症予防リハビリの導入が決まりました。
体は元気で区の体操教室へ通ったり、高齢者の集いにも参加している母。人と接する機会も少なくないのですが、認知機能の衰えが顕著になってきて不安を覚えるこの頃です。
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