猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

しっかり者が突然認知症に!?気がつけば身近に潜んでいたとは

突然認知症になってしまったのは仕事をとられたらから?

働き者だった祖母が、突然認知症になってしまいました。その原因は、「仕事がなくなってしまった」ことでした。

祖母は文具屋を営んでいました。どんな嵐が来ようと、お客さんが来なかろうと、365日朝から晩まで店を開けて、常に働いているような人でした。

常に働いていたので、同世代の高齢者と比べても、物忘れやおかしなことを言ったりということもなく、むしろ「しっかり者」という印象があるような人でした。

しかし、それは突然訪れたのです。長年営んできた文具屋を突然畳むことになってしまいました。働き者の祖母にとっては、生きがいを奪われてしまったようなものです。

認知症が進行して物忘れから被害妄想へ

閉店してから、常に働いていた祖母の口数、人と接する時間が減り、次第に物忘れがはげしくなりました。最初は「年相応の物忘れ」と感じていましたが、次第にそれはエスカレートしていきます。

次に襲ってきたのは、「被害妄想」です。ある日、財布をいつもの場所以外に片付けてしまったので、家族で手分けして捜索していると「〇〇に盗られたんだ」「犯人は〇〇に違いない」と、完全に現実の中に妄想が入り込んでいる様子でした。そこから次第に、ある事ない事を言うようになりました。

そして、極め付けが「身近な人を知らない人になる」です。毎日、一緒に生活する家族のことすら、忘れてしまうのです。お店を営んでいた時は、お客さんの顔は一度見るだけで絶対に覚えていたのに、認知症になると可愛がっていた孫や自分の子供のことも分からなくなってしまう瞬間があるのです。

認知症とは治療するものでなく付き合うもの?

認知症については、症状は人それぞれです。正直、いっしょに生活をする家族の心労は想像を絶するものです。「なんとかして治療を」という心構えだと、どうしても疲れ切ってしまう瞬間が来るのです。

大切なのは、上手に認知症とどう付き合っていくのかです。赤ちゃんとして産まれ、成長し大人になり、また赤ちゃんとして最後は戻って来るような感覚に近いのが、身近で感じた認知症です。

昔の写真があれば認知症でも昔の記憶を思い出すことはできる

そんな認知症の祖母が、ふと昔の顔に戻る瞬間があります。それは「昔の写真などを見ている時」です。人間は不思議なもので、頭のどこかに昔の記憶があるようです。身近な記憶はなくても、はるか昔の記憶がしっかりあったりします。

もし、認知症の方が身近にいるようならば、当人が昔好きだったものや写真などを見せてあげるのもいいものです。

何よりも今を大切に認知症と向きあっていくことが大切だと、感じられました。

    • 今まで働いていたところがなくなってしまい、その結果認知症になってしまった。

    • そう言われると、なんか切ないわよね。

    • それから認知症になっても昔の写真を見れば昔の記憶を思いさせられるとあったわ。

    • お父さんやお母さんが私達の写真をちゃんと撮ってくれているからいいけど。

    • いくら昔の写真でも私達の記憶までなくなってしまったら、ちゃんと付き合うことができるのかしら?

    • いつまでも子猫扱いされるのはちょっとねぇ。


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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?