猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

若年性認知症の進行の速さと高齢者の認知症はどちらも恐ろしい

若年性認知症は急に進行するものか?

介護職の現場で高齢者の方と携わってきましたが若年性認知症の方と携わる機会がありました。

若年性認知症は進行が早いと聞いていましたがこんなに早いの?と思うぐらい萎縮が早いことを知りました。

物忘れから始まり感情のコントロールができなくなり、ストレスが興奮に変わり怒鳴り始めることもあったのです。『私はそんな病気じゃない。なんでこんな年寄りがいっぱい居るところに来なきゃいけないの。』と話したこともありました。

若年性認知症は物忘れだけではないのか?

説得を続け、なんとか慣れ他の方と会話されたりとなじまれていました。しかし、若年性認知症は進み、歩行状態も悪くなり始めてすり足になりました。(パーキンソンの疑いもありましたが診断されず。)

認知症の予防をする気力もなくなり物忘れだけではなく運動や脳トレが出来なくなり、身体の傾きも強くなりました。そのため転倒のリスクも高くなりました。家族との外出も、元の場所に帰れず迷子になるということも増えていきました。

短期記憶がすぐになくなり、説明していることを忘れてしまい、興奮し始め分かるまで説明し納得しても結局できずという結果になってしまっていました。

運動機能の低下だけでなく、食欲の低下やトイレの仕方等の生活動作も最終的には分からなくなってしまうという状態でした。一時進行が緩まったことがありましたが、2〜3ヶ月程で急速に進行が早まり驚きました。

認知症の高齢者が長距離を徘徊していたとは

高齢者の認知症も怖いことがありました。

離設した方のお話ですが、10時に施設を出てしまいその方が見つかったのが19時頃でした。なんと100キロ近く何も食べず飲まずに歩いて行ってしまったようです。捜索願いを出しやっと見つかったということがありました。

歩行状態はすごく良くて見た目もしっかりして認知症という感じがしない方だったので、誰も離設した人だとは思わないかったようです。

人は見かけによらないという言葉がありますが、本当に実感しました。ただ、携わっていなければ認知症の恐ろしさは分からなかったと感じられます。

認知症は高齢者でなくてもなりうるもの

現在は高齢化社会で独居の方も増えています。そこで火事や事故が起こる可能性が高いのです。実際ガスの締め方が分からなくなり、近くの家族に電話したというケースもありました。周りの方に居たら注意してあげて下さい。

そして私も認知症になるか分からないし、認知症と認めるかどうかも分かりません。たぶん認めないのではないかと思います。

今は『認める』と思っていても、いざとなって分からない状態であったら認めない様な気がします。認知症は誰でも起こり得る可能性を秘めていると、すごく実感しています。

    • 物忘れから始まって、運動や脳トレもできなくなり、挙句の果てにはトイレのやり方までもわからなくなってしまう。

    • 急に進行してしまうとは若年性認知症恐るべし、といったところかしら。

    • 認知症の高齢者が100キロ近くも徘徊していたとは、驚くべきやらすごいのやら。

    • それも飲まず食わずで徘徊しつづけていたにもかかわらず、しっかり歩き続けていたものだから、高齢でも体力は意外とあるほうなのね。

    • いざ認知症にかかっても認知症とは認めない、ってのは厄介な問題よね。

    • 認知症を自覚して認めるにはどうすればいいのか、悩ましいところだわ。



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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?