猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症の介護では一人で悩まずに向き合う姿勢が大事です

なぜ両親がそろってグループホームへ?

7年前、私の両親はそろってグループホームに入居しました。その時の気持ちは、やっと介護から楽になれるという安堵感と、受け入れがたい後悔の気持ちが入り混じっていました。

ホームに入居するまでは、認知症という残酷な病気によって、様々な辛い出来事が起こりました。

私が両親の変化に気づいたのは約10年前で、まず母の言動がおかしくなっていきました。頼んでもいないのに、嫌がらせで新聞を入れられたと言い出したのです。調べてみると、数年前に父が契約したもので、しっかり父の字で契約がなされていました。

それから、大勢の人がご飯を食べにくると言ってみたり、じゅうたんに細かい虫が一杯いると言っては、手で摘まむようになりました。

認知症の検査を受けさせてみたが

もうどうしていいのか分からなくなり、掛かりつけの医師に相談し、脳神経外科を受診させました。

認知症かどうかを判断するという方式と、頭の検査も行い、後日の結果待ちとなりました。付き添っていた父は、涙をこぼしながら、「お母ちゃん大丈夫かな~」と、ずっと心配をしていました。

そんな父も、日増しに言動がおかしくなり、今まで簡単にできていた事もできなくなっていきました。ほとんど同時に、二人は認知症になってしまったのです。

ケアマネージャーが付いて余裕ができたか?

それからは、ケアマネージャーに付いてもらい、もう思い出すことができない位書類も書きました。

最初は、ホームで実施しているデイサービスを利用すると、二人で仲良く出掛けていきました。午前9時頃に送り出し、午後3時頃には帰ってきます。同じ市内に住んでいても、実家までは往復一時間位掛かります。夫や息子にサポートしてもらいながら、毎日実家に2回通いました。

デイでお世話になっている間は、私も少し気持ちに余裕がありました。

認知症の症状がひどくなって一人で悩んでいた

けれど日増しに症状は進み、父がトイレに入れ歯を流してしまった時は、もう駄目だと思いました。

そして決定的な出来事が、徘徊をして警察のお世話になってしまった事でした。その頃の私は、精神的にも肉体的にも限界の状態で、なりたくてなったのではないと分かっていても、両親に辛く当たったことが何度もありました。

その度に自己嫌悪に陥り、何がベストなのか思い悩む日が続きました。ケアマネさんや医師のアドバイスがなければ、マイナス傾向になっていったと感じました。

認知症の介護では一人で悩まないためにも

ネット検索を毎日し、認知症の親への接し方も学びました。

「俺は何でこんな風になったんやろ!」と父が言った時、父の苦しみが分かり、両親を否定してはいけないと痛感しました。

もう父はこの世にはいませんが、認知症になってからも笑いあえたことがあったのが救いです。「成るように成るさ」の精神で向き合うと、気持ちも楽になるはずです。認知症の介護では一人で抱え込まず、何でも発信していくことが大事です。

    • 認知症の介護の問題を一人で抱え込んでしまい、悩んだ挙げ句に悲惨な事が起きてしまう。

    • そうならないためにも、介護を一人で抱え込ませないようにしたほうがいいわね。根が真面目な人は特に。

    • 認知症で苦しんでいるのは、介護をしている人だけではない。

    • 介護を受けている人も苦しんでいることに気づくかどうかで、介護への考え方が変わるかもしれないわよ。



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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?