猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症になった祖母の介護に母が初めて僕の前で泣いた

認知症の初期症状は何もしないことだった?

僕は、祖母を含め5人で生活しています。

ちょうど2年前のこの時期(夏頃)、いつものように母と買い物に行って帰ってくると、祖母が物干し竿の下に下着姿で座っていました。僕と母はその祖母のいつもしない行動に対して、「今日は暑いから」という感じで素通りしたのです。

今振り返ると、これが認知症の初期症状だったのかもしれないと感じられます。3日経った日、その変化が明らかに見られるようになりました。

「トイレに大量の虫がいる」と言われて実際に行ってみると虫などいなかったり、「もう死んでやる」といって自分でひもを持ってきて首をくくろうとしたりしていました。最後には、いきなり家の裏にある道で倒れて救急車で運ばれるということがあったのです。

レビー小体型認知症と診断されどうすればいいのか?

これをきっかけに祖母と病院に行って検査を受けると、「レビー小体型認知症」であるという診断を受けました。僕たち家族は頭の中が真っ白になりました。当時認知症への知識もなかった僕は何をしていいのかわからず、戸惑うことばかりでした。

認知症であるという診断を受けて施設に入れることを親戚と祖母と話をし、月に一度は帰ってくるという条件で祖母は理解してくれました。

母に介護の負担が増えてしまったのはなぜか?

しかし入所できる施設がなかなか見つからず、その期間は祖母の見守りが必要でした。

そのとき兄と僕は学校があり、父も仕事があったため見守りすることができず、その負担が母に傾きました。

昼間は祖母が徘徊しないように家を出てったら後からついて行って、迷子になったら声をかけて家に連れて帰ってくる。夜になると眠れないということで、どこかに行かないようになるべく近くで寝る。このように24時間母にとって、休まる時間はありませんでした。

祖母の介護の負担に耐えられず気の強い母が涙した

そんなある日、心配した叔母が家に来てくれました。母といろんな話をして、今後どうしていくのかを話していると、母がいきなり泣き出しました。

母は昔格闘技をしているくらい気の強い人で、地域の子供たちにも一番怖いお母さんとして有名でした。そんな母が初めて僕の前で泣きました。

どうして泣いたのかはまだわからないけど、祖母の介護という負担が母に偏っていたので苦しんでいたんだと後悔しました。

それから3ヶ月後に祖母は施設に入所しましたが、その期間はほんとに母は苦しんでいたんだと改めて感じました。学校に行きながらでも祖母と寝るのを交代するとか、御飯を代わりに作ってあげるなどして助けてあげることができたのにって、本当に後悔しています。



    • おばあさんの介護への負担が偏ってしまい、耐えきれなくなってとうとうお母さんが泣き出してしまった。

    • 我が家のお母さんもおばあさんの介護の負担が重くなり過ぎたら、我慢できなくなって大泣きしてしまうようなことがあるのかもしれないわね。

    • そうならないためにも、介護をするときには負担を一人に集中させるのではなく、家族全員で分担して負担を分けるようにしたほうがいいわね。

    • 真面目な話、おばあさんの介護をするときは私達猫やパグにもできることをしたいものだわ。



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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?