猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

認知症は遺伝をすることがあって、性格も素直に現れてしまうのか?

祖母が認知症になったのは仕事を辞めたから?

祖母が認知症になり家族で面倒を見ていたのですが、以前はしっかりした性格で認知症になるとは想像もしていませんでした。

仕事を辞めたことをきっかけに症状が増していったのですが、徘徊で警察にお世話になったりしました。尿関係の後始末などは、家族全体で世話をしました。

その後病気になってしまい、まともにコミュニケーションを図れないまま永眠しました。もう一度生前のように話をしたかった、と言う思いだけが残ってしまいました。

認知症にならないと誓って将棋を始めたのに

実は祖母には5歳下の弟がいたのですが、祖母が認知症になっていた頃にはしっかりとした意思を持っており、とてもハツラツとしていました。自分の姉の面倒も見ていましたし、時には病院まで送り迎をする程、優しい姉思いの大叔父だったのです。

私達家族を始め大叔父も祖母の状態を見ていたので、認知症の大変さを知っているし、もし自分が認知症を併発すると皆に迷惑がかかってしまうと思い、ボケ防止の為に始めたことがありました。それは将棋でした。

近所の将棋クラブに出入りをして楽しんでいたのですが、対戦相手に負けてしまうととても悔しがり、なぜ負けたのかを必死に考える程熱中していました。相手の手をメモに取りながら、この一手が間違いだったと自らのミスをメモして、次には絶対に負けないと作戦を練るのです。

本人も頭を使うことでボケないことを誓っており、痴呆症防止の為に将棋をしていたのですが、家族全員が大叔父だけは絶対に痴呆症にならないと思っていました。

骨折で入院がきっかけで物忘れから認知症になってしまった

しかしある時を境に状況が一転して、祖母と同じようになってしまいました。足が丈夫で散歩が大好きな大叔父だったのですが、ある日の散歩中に転倒をしてしまい、腰の骨を圧迫骨折してしまったのです。

2ヶ月ほど入院と通院を繰り返すようになり、外に出て行く体力も無くなったので、好きだった将棋クラブに通うこともできなくなってしまいました。自分の部屋で過ごすことになったのですが、人と接することも少なくなり、将棋をして考えることも無くなったので、次第に痴呆症の症状が出てしまいました。

初期の頃は物忘れが目立ちました。自分のメガネが無いと騒ぎ出し、挙句の果てに家族の誰かが取ったと騒ぎ出しました。後からメガネが出てきたのですが、それがどうしたと言い出す始末で、自分が言ったことも忘れているのです。

もしかして祖母のように認知症になってしまうのかと感じましたが、願いも空しく同じ状況になってしまったのです。

ますます頑固な性格になってしまったのは認知症の影響?

大叔父は昔から頑固な一面を持っていたのですが、言い出したら人の話を聞かない性格があり、家族で止めるのに苦労をしたことがありました。

家の前に植木鉢が置いていたのですが、車椅子を中に入れる時に引っ掛けてしまい、割ってしまいました。その割れた植木鉢を見て隣の家の人が割ったと言い出して、今から文句を言いに行くと言って聞かないのです。

お隣さんは全く関係がありませんし、家族の者が割ったと説明をしても聞く耳を持たずに、
隣の人が割ったと思い込んでいるのです。

昔から自分の思った事は絶対に曲げないという信念を持っており、認知症で更に頑固が増していったというわけです。認知症を併発して心が丸くなる分にはまだ良いのですが、更に頑固になってしまうのは一番家族が困るケースだと感じます。

認知症は遺伝する病気なのか?

結局5年後に大叔父は祖母と同じ歳に亡くなってしまったのですが、認知症は遺伝をして受け継がれるのではないかと感じられました。あるいはあの時に腰を骨折していなければ、将棋クラブで楽しんでいたでしょうし、頭を使っていたので認知症は防げたのかも知れません。

認知症を抱えた家族の苦労は計り知れないものがあります。実際に経験をしてみないとわからないことがたくさんあるのです。

医者にも相談をしましたが、家族の温かいケアーで見守って下さい等と、誰でも言えるような返事しか頂けず、意味がありませんでした。治療で治るのでしたら薬の開発にも力を入れて欲しいし、家族の負担を軽減するためにも痴呆症に関するプログラムを充実させて欲しいと、願わずにいられません。



    • おばあさんに続いて大叔父さんまでも認知症にはならないとあれほど言ったのに、骨折での入院がきっかけで結果として認知症を発症させてしまった。

    • どちらも認知症を発症させたきっかけは、今までやり込んだことをやめて何もしなくなってしまったこと。遺伝かどうかを問わず、何もしないで脳を活発にさせないと油断したらそれこそ認知症にかかってしまうわよ。

    • 例え骨折で将棋クラブへ通えなくなってしまったとしても、病院内や家の中で将棋ができるよう他の人とコミュニケーションを取ることができたとしたら、あるいは認知症を予防ないし進行を遅らせることができたかもしれないわね。

    • やはり認知症を予防するカギは、常に脳を活発にしてそのための脳トレやコミュニケーションなどの環境をいかに続けて止めないようにすることができるかによるわよ。

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ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?