猫だって認知症を予防して家族を守りたい

猫も大きな野原を駆け巡りたいけど、大好きな家族を認知症から守りたい(ΦωΦ)。認知症に関わるエピソードや、認知症予防のための食事や運動などを紹介します。

今思うとあの方は前頭側頭葉型認知症だったかもしれない

とある入居者は前頭側頭葉型認知症だった?

とある男性認知症の入居者さんとの体験です。この方は、もともと土建業お勤めの方で、めちゃめちゃガタイが大きい入居者さんでした。言葉はまったく話せない入居者さんで、何を言っても「んーんー」と音を出すことしかできない方でした。

その方がお仕事されていた時は、とても素晴らしい方でとても真面目な方だったようです。その方が認知症になり、なんといいますか僕が出会ってからのその方は、自分のルールの癖がすごい!という感じでした。

具体的には、言葉は話せないのですが頭が良い?というか、毎日決まった時間に起き、着替えを用意しておくという常同行動をとり、決まった手順で洋服に着替えていました。

ただ、う○ちなんかを手でつかみ、床に投げ捨てる行為が見られました。とても力が強く、極力何気なくジェスチャー使ったり、本人が見て良く笑う物や好きな飲み物をおいて等々トイレへ誘導させようとしましたが、まあ、無理でした。今の僕なら何か新しい方法思いついたかな?

前頭側頭葉型認知症の進行で歩行ルートが常同行動していた

その方のルールは歩行ルートも常同行動でルーティン化されてました。五郎丸もビックリです。部屋から出て、まず最初に近くにあるストーブの上に座り、非常口側のカーテンを開け外の景色を、見ながら「んーんー」と笑いながら外を見ます。

そしてしばらくすると、フローリングのある決まった線に沿って茶の間まで歩いてきます。それから、本人の飲み物を提供し気をそらそうとするのですが、これは、時と場合によりけりで、飲み物に目もくれず外へ出ようとする日もありました。

頭が良いので、二重になっている鍵を難なく開けてしまいます。

その当時の僕は直球の声掛けばかりしてしまっていて、「ちょっとあと1時間で~さん(職員名)くるので、飲み物飲んで待っててもらえませんか?」やジェスチャー等々。もちろんそんなんじゃあ納得されず、今では虐待と言われても仕方ない対応でした。なんとか本人に抱きつき、他の職員がくるまでただひたすら踏ん張ることもありました。

日中は決まった散歩ルートを歩いて頂きましたが、途中でう○ち出たらすかさずお尻に手を入れて地面に捨てるので、ビニール袋を持参してました。

前頭側頭葉型認知症は寿司屋へ出入り禁止までに

お寿司が好きだったので、回転寿司屋に行った時は、厨房に入り込もうとしたり、力が強くドアのガラスを割ったり等々、散々でした。結局施設で弁償しましたが、出入り禁止になりました。

一番は崖のような所を歩いて、職員の方が転びそうになるというくらいの方でした。

今となっては、良い思い出です。

    • 前頭側頭葉型認知症、聞きなれない言葉だけど、日常生活が常同行動となってルーティン化したりする。

    • 認知症が毎日同じ歩行をさせるルーティンになるだけならまだしも、う○ちを投げるのは介護者でなくても勘弁してほしいものだわ。><

    • 前頭側頭葉型認知症は常同行動だけでなく、本能のまま反社会的な行動までもさせてしまうのは、やっかいなところよね。

    • 認知症の影響で抑制がきかなくなってお寿司屋さんで暴れるようになってしまうなんて、それこそお寿司屋さんに申し訳がないわ。><

スポンサーリンク





ガイド役:ホワイト

ガイド役:ホワイト

二児の母の愛猫で、チャームポイントは尻尾の白猫。
一見すると愛嬌があるように見えるが、実は意外としっかりもの。
最近は、物忘れが多くなった祖母(母の母)がもしかして認知症かもしれないと悩んでいる母を見て、どうすればいいのかいつも母のことを気にかけている。
その一方で、相方のパグの食欲旺盛やおとぼけぶりに振り回されているのも、頭が痛いところ。

サブガイド役:グレイ

サブガイド役:グレイ

ホワイトの妹、一見強がっているが実は甘えん坊で、毎日母といっしょにいたがっている。姉のホワイトには頭が上がらない?